S.ERIKO 2017年1月入社。Zenkenのeマーケティング事業本部マネージャー。
マネージャーでもあり、Webディレクターでもある。
ゲーム雑誌、エンタメ雑誌、教育雑誌など、多くの紙媒体の編集として働き、38歳のときに出産。
お子さんが生後半年のときにZenkenに入社。4歳上の旦那さん、6歳の息子さんと3人暮らし。
S.MAKOTO ERIKOさんのご主人。会ったことがなくてもERIKOさんが自慢するので、知っている人は多い。

女性が妊娠・出産を経てもバリバリ働き続けることは、容易ではありません。
家事育児と仕事の両立、場合によっては世間や会社の目…。
Zenkenの制作部には、奥さんがプレイングマネージャーとして第一線で働き、育児のメインを旦那さんが担うというご家庭があります。
なぜその形に行き着いたのか、くわしく聞いてみました。
ERIKOさん 端的に、子どもが保育園に入れなかったのが理由です。
どちらかが仕事を辞めて、保育園に入れるまで家で面倒を見るしかないとなったとき、私はZenkenの内定をもらったばかりだったので、「私の仕事の方が将来性がある。頑張って働くから、仕事を辞めてくれないか」とお願いをしました。
MAKOTOさん 僕の仕事は時計の修理職人なのですが、当時「2020年になくなる仕事TOP10」か何かに入っていて(苦笑)、まあ、そうなるのはしょうがないかなと思いました。
ERIKOさん 2016年6月に子どもが産まれて、彼には1ヶ月育休をとってもらっていたんですが、いざ育休があけてひとりで育児をすることになったらとにかく大変で(笑)。
好きなものも食べられない、ロングスリーパーなのに寝られない。
マンションの隣の部屋が私の母で、頼れる時は頼ってはいたのですが、高齢出産の体には本当に堪えました。
思い出といえば子どもを寝かすために、抱っこして延々と中島みゆきの「糸」を歌いながら、ゆらゆら揺れていた記憶です(笑)。
ひとりで育児していると、普段気にならないことも気になるんです。
たとえば子どもの体重はちゃんと増えてるかとか、考え始めたらキリがなくて…毎日赤ちゃんの体重計がある百貨店に出かけていました。
今考えると、うちは4,450gで産まれた超健康優良児なので、そんな心配は不要だったんですが。
仕事は自分が頑張ればなんとかなることも多いですが、育児は努力も誠意も何も通用しない、超シビアな世界(笑)。結果、自分には育児よりも仕事が向いていると思いました。
もちろん、もう母乳をあげられなくなるとか…。そういう寂しさはありましたが、色々考えて絶対に仕事していたほうがいいなと。
MAKOTOさん ないといえば嘘にはなりますが、基本、物事を深く考えないというか、なんとかなるだろうという性格なので(笑)。
元々洗濯は自分、料理は妻、掃除はどっちも苦手、みたいな夫婦だったので、急に自分の分担が増えた!という感情もなく、スムーズに移行できたかなと。
ERIKOさん 毎日「みてね(画像共有アプリ)」に公園に出掛けている写真が送られてきて、ウチ、すっごいいい主夫いるわって思ってました(笑)。
ERIKOさん 15年ほど前に、急に主人が「今の仕事を辞めて時計修理の専門学校に通いたい」と言ったことがあって。
そのときに激務でも稼げる週刊誌に転職した経験があるので、今回「家計を担うんだ…」という気持ちはとくに生まれませんでしたね。
ただ、今回の場合は仕事を辞めてもらった以上、もっと稼ぎたいという気持ちが出てきてたことは確かです。
今までは編集の仕事をとにかく続けていければいいと思っていただけで、特別「稼ぎたい」とか思ったことはなかったので、それは変化でした。
ERIKOさん 育児のメインが主人とはいえ、彼も今は扶養内で時計修理の仕事をしているので、子どもが体調を崩したときに、私が病院に連れていったり、お迎えに行く場合もあるのですが、そんなときでも「今日は旦那さんいないの?」とか一切聞かれたことがなく、「もちろん行ってきて!」と言ってくれます。
周囲も、上司も、会社全体が「育児は夫婦で」というのが当たり前の空気なんですよね。
そういうときに、半休ではなく時間給が使えるようになったのもすごくありがたいです。
仕事と家庭の両方をしていく上で、何かしら罪悪感を抱える方を今までたくさん見てきて、自分も少なからずそうなるのかな、と考えることはあったのですが、そういうことがないのがいいなと思います。
以前いた会社では、妊娠を伝えると、まだ出産もしていないのに、「ひとりじゃかわいそうだから、あと最低ひとりだね」とか、「じゃあ仕事辞めるの?」とか聞いてくる偉い人がいっぱいいたんです。内心「正気ですか?昭和じゃないんですよ」とは思っていましたが、口に出さずに我慢していました(笑)。
あとは、そういう、“家庭が大事な私”を応援してくれる人ばっかりですね。
よく「仕事の目標は」と聞かれるんですが、そのたびに「旦那のお小遣いをあと3万円増やしたい」と言ってますが、上司も誰も「そんな目標ではダメ」とは言いませんから(笑)。
MAKOTOさん なんか、楽しそうに仕事しているなと思います。今までは激務で、仕事のやりがいは感じつつも、わかりやすく疲れ切っていたり、編集部の愚痴とかもあったりしたのですが、今は「いい人が多い」とよく言っています。
入社してから、結構な回数、表彰されて家に帰ってきて、目録を分けてくれるのですが(笑)、「仕事が好き」ということを搾取されずに、ちゃんと認めてもらって、評価につながっているのは良かったなと思います。
ERIKOさん たしかに、めちゃめちゃ頑張るとちゃんと返ってくるし、頑張る自分の足を引っ張ったり、「なんでそんなに頑張るの?」みたいな嘲笑されたりすることが一切ないので、びっくりしました。多少、そういう人っていたりするじゃないですか。そういう意味で「いい人が多い」とは、入社当初から話していた気がします。
ERIKOさん 夕飯の主菜は私が下味冷凍して、仕上げを主人に頼んでいます。あとは趣味がパン作りなので、朝ごはんのパンを焼いて…私の家事分担はそれくらいでしょうか…なんだか申し訳なくなってきたので、ちょっと見直します(笑)。
2週に1回、家事代行を頼んでいるので、主人も手が回らないようなところは、そこでお願いしています。
MAKOTOさん 洗濯は日々やりますが、他は自分も適当です。下味冷凍してもらってても、疲れて作れない日もあるので、そんなときはLINEで「(晩御飯)ノープランです!」と送るのがお約束になっています。
頑張りすぎず、程々にですね。
ERIKOさん いつも果てしなく感謝だけはするようにしています。「ありがとう」は大事!
あとは、子どもよりも、まず主人を大事にしています。
子どもを蔑ろにするとかではなく、主人をいたわり、パパに感謝するように子どもにも言っています。
出産育児を通して気づいたのですが、私は仕事をすることが好きだし、向いていると思うので、好きなことをやらせてくれている主人にすごく感謝しています。
MAKOTOさん 元々僕はDTPデザイナーをしていたのですが、その仕事に限界を感じて、35歳のときに時計の専門学校に行かせてもらってるんですね。
時計職人になってからの収入を考えても、妻のほうが稼いでいるので、今さらそこでどうこう、というのはないです。
元から「男とはこうあるべき」といったプライドがないのと、妻みたいに仕事が好きとか、あんまりないんですよ。宝くじで3億当たったら絶対仕事しないと昔から言い切っているので(笑)。
ERIKOさん やっぱり「旦那のお小遣いをあと3万円増やしたい」です(笑)。
そのためにも、一層仕事を頑張ります!
MAKOTOさん お小遣いは増えたら嬉しいので、頑張って出世してもらって(笑)。でも健康第一で。
子どもが小学校に入ったら、自分ももう少し仕事量を増やしたいです。